ロブロックスの企業コラボ事例11選!住友商事やNIKEなどの成功モデル
- 公開日
- 2026.06.02
- 更新日
- 2026.07.31
ゲームプラットフォームであるRoblox(ロブロックス)は、さまざまな企業とコラボしています。
しかし、「ロブロックスがどういったものなのか、つかめていない」「コラボしてメリットがあるのだろうか」という担当者様も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ロブロックスとコラボした企業の実例を紹介し、コラボのメリットを解説します。
マーケティングの選択肢を広げたい担当者様はご覧ください。
Roblox(ロブロックス)はビジネスでも活用できる?
Roblox(ロブロックス)とは、月間3.8億人以上のユーザーが利用している“ゲームメタバース”です。
ユーザーがゲームを楽しめることはもちろん、ゲームやアバターのアイテムをユーザーが作成し、配信・販売することもできます。
その仕組みを活用して、これまでにロブロックス内でリリースされたゲームの数は、5,000万本以上にものぼります。
また、チャット機能やフレンド登録機能などが搭載されているため、ユーザー同士でコミュニケーションをとることも可能です。
現在では、企業の新たなマーケティングプラットフォームとしても、ロブロックスが注目を集めています。
企業がコラボする方法としては、ゲーム内でオリジナルのアイテムを販売したり、商品・サービスのプロモーションのためのゲームを提供したりすることが挙げられます。
ロブロックスとコラボした企業
ここでは、ロブロックスとコラボしたことのある、国内外の企業を11社紹介します。
ロブロックスとコラボした企業
- 住友商事
- NIKE
- GUCCI
- パルファムジバンシイ
- TOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)
- Philips(フィリップス)
- Spotify
- SEGA
- Honda
- サンリオ
- ウォルマート
住友商事
日本の総合商社である住友商事株式会社は、2023年4月にロブロックス向けコンテンツの制作・運営を行う専門スタジオ“Omochi Studio”を設立しました。
Omochi Studioでは、オリジナルのゲームを開発するほか、企業やIPホルダーからの依頼を受け、ロブロックス内でのプロモーションやマーケティング支援を行う受託制作も手がけています。
Omochi Studioが手がけたコンテンツの累計訪問数は、2026年4月時点で約10億回という日本トップクラスの実績を持つ点が強みです。
日本発の新しいコンテンツや消費体験を、メタバースから世界へ広めることを目指しています。
NIKE
NIKEは、2021年11月に公式ゲーム“NIKELAND”をリリースしました。
NIKELANDでは、鬼ごっこやドッジボールなど、さまざまなゲームを楽しめるほか、バーチャルショールームでNIKEのアイテムをアバターに着せることもできます。
2022年2月には、NBAのスター選手であるレブロン・ジェームズ氏がNIKELANDに登場するイベントが実施されました。
イベントの効果もあり、NIKELANDには2022年3月時点で195か国から約670万人ものユーザーが訪れたそうです。
GUCCI
世界的なラグジュアリーブランドのGUCCIは、ロブロックス上に“GUCCI TOWN”をリリースしています。
GUCCI TOWNでは、縄跳びや障害物レースなど、全10種のミニゲームを楽しめます。
撮影スポットでアバターの自撮りを楽しめたり、ミニゲームで獲得したポイントでアイテムを購入できたりと、ファッションブランドならではの魅力も盛りだくさんです。
1年間で3,500万人以上が訪れる、人気スポットとなりました。
パルファムジバンシイ
化粧品ブランドのパルファムジバンシイは、2023年11月にロブロックス内で冬の限定イベントを開催しました。
会場は、雪に覆われた小道やクリスマスツリー、そしてジバンシイの看板商品である香水やコスメを模した装飾で華やかに彩られました。
来場者は、アバターに特別なメイクを施して楽しむことができます。
デジタルの体験を通じて、現実の店舗のアイテムにも興味を持ってもらうことが狙いです。
TOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)
TOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)は、アメリカの人気ファッションブランドです。
2022年にはロブロックス内に常設エリア“Tommy Play”を公開しました。
Tommy Play内では、ロゴをあしらったアバター用アイテムを購入できるほか、自転車競技などのゲームも楽しめます。
2022年9月のニューヨークファッションウィークでは、ロブロックス内のランウェイで配信を行い、最新コレクションを着たアバターが登場して大きな話題となりました。
Philips(フィリップス)
Philips(フィリップス)は、髭剃りや歯ブラシなどを手がけるヘルスケアブランドです。
同ブランドは、2022年10月にロブロックス内で公式ワールド“Shavetopia”を公開しました。
Shavetopiaでは、Philipsの髭剃りを模した乗り物での探索や、ゲームを楽しめます。
なお、この取り組みは、11月を通して口髭を伸ばし、男性特有のがんへの啓発を行う国際キャンペーンの一環として、11月30日までの期間限定で実施されました。
Spotify
音楽ストリーミングサービスのSpotifyも、ロブロックスとコラボした実績があります。
2022年5月に、ロブロックス内に“Spotify Island”が公開されました。
Spotify Island内でユーザーはアーティストとの交流や、オリジナル楽曲の制作を楽しむことができます。
また、有料アイテムの売上の一部はアーティストに還元される仕組みです。
この取り組みで、音楽を通じたコミュニケーションによる、新たなブランド体験を提供しています。
SEGA
人気ゲーム『ソニック』で知られる株式会社セガは、映画のプロモーションの一環で、2022年4月に “ソニック・スピード・シミュレーター”を公開しました。
プレイヤーはソニックになりきり、ロブロックス内のコースを高速で駆け抜けながらレベルアップしていくゲームです。
このコンテンツは、公開から4か月で累計プレイ回数が5億回を突破するなど、爆発的なヒットを記録しました。
Honda
ホンダパワープロダクツは、ロブロックス内で“Honda Rewired”を公開しています。
ユーザーは、ブロワーや芝刈り機といった同社の製品をモチーフにしたモジュールを活用し、メタバース空間内でミッションを解決するといったキャンペーンです。
若年層へのブランド認知向上を目的としたこの施策は、メタバース上でのコミュニケーションにより次世代のファンとの接点を創出しました。
サンリオ
サンリオは、2022年4月にロブロックス内で“マイ・ハローキティ・カフェ”を開設しました。
このワールドでは、ハローキティやサンリオキャラクターの仲間たちと一緒にカフェを経営できます。
同年末の時点で、訪問回数は1億7,000万回以上という実績があります。
また、2023年11月には、ロブロックス内でハローキティ50周年の企画も行われました。
Y2Kを意識したアバターアイテムや、フォトブースでの自撮りを楽しめます。
ウォルマート
アメリカのスーパーマーケットチェーンであるウォルマートは、ロブロックス内で“Walmart Discovered”を公開しました。
このキャンペーンの目的は、若年層との接点を築くことです。
Walmart Discoveredには、ほかのクリエイターのゲームを紹介する機能があり、ユーザーに対して“発見の場”となる価値を提供しています。
また、人気ブランドやアーティストとコラボしたアバターアイテムの販売も行っています。
企業がロブロックスを活用するメリット
上記で紹介した例のように、企業がロブロックスを活用することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
以下で詳しく解説します。
企業がロブロックスを活用するメリット
- メリット①若い世代のユーザーにアプローチできる
- メリット②体験を通じてブランドの魅力を伝えられる
- メリット③コミュニティ発の話題で認知拡大の可能性がある
- メリット④安定した収益源を確保できる
- メリット⑤著名人と連携してプロモーションを展開できる
メリット①若い世代のユーザーにアプローチできる
ロブロックスと企業がコラボは、従来のマーケティング手法では届きにくかった若年層にアプローチすることが目的となっています。
なぜなら、ロブロックスのユーザーの約半数が、13歳以下を中心とした若年層であるとされているためです。
2023年頃からは大人のユーザーも急増し、ファミリー層や大学生、社会人にも浸透しつつあるため、若年層を中心に幅広いユーザーと接点を持つことができるでしょう。
メリット②体験を通じてブランドの魅力を伝えられる
体験型のマーケティング施策として有用である点は、ロブロックスとコラボする大きなメリットとして挙げられます。
これは、従来の広告配信とは大きく異なるメリットです。
ロブロックス内で、自社オリジナルのアバター用アイテムを配信したり、ゲームを提供したりすることで、ユーザーはロブロックス内で“体験”することができます。
体験を通じて、自社のブランドや商品・サービスの魅力を伝えられるので、広告配信とは異なるアプローチが可能となるのです。
メリット③コミュニティ発の話題で認知拡大の可能性がある
ロブロックスとのコラボによって、自社のキャンペーンやブランドの認知が拡大するというメリットも期待できます。
これには、ロブロックスは単なるゲームプラットフォームではなく、ユーザー間でコミュニケーションをとれるという大きな特徴が関係しています。
チャット機能により、ユーザー同士が活発に情報交換を行い、各自のゲーム体験が口コミによって広まっていくのです。
自社が魅力的なコンテンツを提供できれば、ユーザーの口コミで情報がどんどん拡大して、新たなトレンドが生まれることも期待できるでしょう。
メリット④安定した収益源を確保できる
アバターの衣装やエフェクトなど、自社独自のアイテムをロブロックス内で販売すれば、収益を得られます。
ロブロックスでは、クリエイターがオリジナルのデザインでアイテムを販売して、収益を得られる仕組みが整っています。
アイテムは基本的に数百円程度で販売されており、ユーザーは少額の支出で購入できるのです。
企業が独自のアイテムを販売すれば、アイテムを通じて自社のプロモーションと収益化を両立できます。
メリット⑤著名人と連携してプロモーションを展開できる
企業とロブロックスがコラボするだけでなく、インフルエンサーに協力してもらうことで、より効果的なプロモーションも可能です。
たとえば、自社がロブロックスとコラボしたキャンペーンをインフルエンサーに体験してもらい、その様子をSNSで発信してもらえれば、インフルエンサーのファンに自社のキャンペーンを届けられます。
結果、インフルエンサーの発信を見たファンがロブロックスのコラボキャンペーンを体験し、さらにその口コミを広げてくれる可能性もあるでしょう。
これにより、従来の広告手法よりも低コストかつ効率的なマーケティングが可能となります。
ロブロックスを効果的に活用するために企業が押さえておきたいこと
企業がロブロックスを活用して、上記のようなメリットを実感するには、ユーザーの行動原理を理解して施策を考えることが非常に重要です。
また、施策を考えるにあたっては、ユーザーが体験を通じて「楽しい」と実感できることを優先しましょう。
ロブロックスの場合は、ほかの広告プラットフォームと異なり、広告投資額が成功を左右するとは限りません。
良いコンテンツにはユーザーが自然と集まり、良い口コミが拡散されていくため、“良いコンテンツ”を提供することが大切なのです。
若年層を中心にアプローチしたい企業は、ロブロックスとのコラボがおすすめ
ロブロックスは、若年層を中心に、ゲームや専用アイテムの購入など、独自のコンテンツで盛り上がりを見せているプラットフォームです。
一般ユーザーでもオリジナルのゲームやアイテムを作成・販売できますが、そこに企業が参入することで、従来とは異なるプロモーションを実現できる可能性があります。
特に若年層へのアプローチをお考えの企業様には、本記事で紹介した事例のように、ロブロックスとのコラボがおすすめです。
もし「自社でもロブロックス内にオリジナルのコンテンツを作ってみたい」とお考えであれば、ぜひ住友商事が運営する「Omochi Studio」にご相談ください。
Omochi Studioは、2023年4月からいち早くコンテンツ制作に取り組んでおり、これまでに18タイトルをリリースしてきた確かな実績があります。累計訪問数が5億回を突破した「PETAPETA」をはじめ、世界中のユーザーを惹きつけるハイクオリティなゲーム制作のノウハウを豊富に蓄積しております。
企画の立案から開発、そして運用にいたるまで、住友商事グループとしての信頼を背景に、貴社のブランド価値をメタバースの世界で最大化させるお手伝いをいたします。ロブロックスでの新たなビジネス展開の第一歩として、ぜひ私たちのプロフェッショナルな知見をお役立てください。



